息子に何を教える? 海外エンジニアらが「質問力」や「生きる技術」で激論
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あるエンジニアが「息子に何を教えるべきか」という文章を公開し、Hacker Newsで反応が集まった。「質問の仕方を身につけさせたい」という声や、「好奇心」「機転」「思いやり」を挙げる声が並ぶ一方、「良い人間になれ、良い市民になれ、世の中を良くせよ、ではただの建前だ」と反発する意見も出た。火を起こす、パンを焼く、楽器を奏でるといった実技を推す声もあり、理想論と実用論のあいだで意見が分かれた。
息子に何を教えようか?
出典: stevekrouse.com / 元記事はこちら
引用されていた『マクルーハンの弟子として、ポストマンは道具やナラティブを生徒に作らせないわけにはいかなかったはずだ。そしてその道具やナラティブが後に我々自身を形作っていく』という一節、これはマクルーハンというよりフーコーっぽい話だ。
答えより質問の方が強い。もう29歳と31歳になった自分の子どもたちには『筋の通った質問の仕方を身につけろ』と言いたい。ちなみに『メディアはメッセージである』はマーシャル・マクルーハンの言葉(『メディア論』1964年)。
> 教育の目的を一言で表すとしたら『resourceful(機転が利く、何とかする力)』という言葉に行き着いた、というのは的を射ている気がする。それに『好奇心』と『懐疑心』も付け加えたい。
>>12 有能さ、粘り強さ、優しさ、だね。
自分が好きなものを子どもに教えるといい。子どもは案外、親と似てくるものだし、何より『何かを楽しむ方法』を学べるから。
学校の主目的が『親が働いている間、子どもを預かること』である限り、教育的な何かに取って代わられることは絶対にない。
『良い人間になれ』『良い市民になれ』『世の中を良くせよ』——これで実質ゲームは終わりだと思う。ヒレルの言葉を借りれば、残りは全部『注釈』に過ぎない。
>>15 子ども向けのお説教みたいな話だな。大人の世界はそれよりずっと複雑だ。
好奇心。思いやり。
バックフリップを教えろ。自分が生まれ持ったその身体に代わるものは何もない。
生き延びること……そして、少ないものでも幸せになる方法。
火を起こす。パンを焼く。音楽を奏でる。
>>2 『20年後に何が役立つかなんて、どうして予測できるだろう』——時代が変わっても、読み書きの力、楽器一つ、もう一つの言語ができることはいつでも歓迎される。
>>25 実際には、音楽や語学の才能で生計を立てられる人はそう多くない。『情熱』なんて贅沢品だ。みんな市場が求めるものから選ぶしかない。
>>2 『母は整備士、父は整備士兼トラック運転手だった……祖父もおじも整備士だった』——それ、『マイ・カズン・ヴィニー』のモナ・リザ・ヴィートか?
>>26 彼女の夫は弁護士だったはずだけど……まあユーティリティ車のほうは大丈夫さ。
>>26 ポジトラクション(リミテッドスリップデフ)抜きでその例えは出せないよな。
>>3 今でも多くの人、むしろ大半がそう感じていると思う。この10年続いた冷笑的な政治への反発と、共有された価値観への関心の高まりが、もう始まっている気がする。
>>4 これがネット上のミーム的な意味ではなく、どこまで広まっている考えなのかは分からないけど、人文系のYouTubeチャンネル『Adam Walker – Close Reading Poetry』の『新しいルネサンスがやってくる』という動画で似た説を見かけた。
>>6 それには同感だけど、だとすると今の教育システムはほとんどの場所で失敗していることになる。
>>16 ——HN名物の『炎上注意』案件かもしれないけど、パロアルトって実はそんなに代表例じゃなくて、むしろ色々やり方を間違えてる可能性もあるんじゃない?
>>24 『史上もっとも実践されていない』という状態が『うまくいっている』と両立するなら、まあそれもいいけど。
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>>35 大人の世界が『それよりずっと複雑』でなければならない理由はない。
>>45 『良い人間・良い市民・世の中を良くする』——結局それは『従順に働け』と言っているだけとも読める。多くの人はそれを理想の人生だとは思わないはず。そう受け取らなかったなら、まさに言いたいことが伝わったわけだ。
>>43 人間は個人としても集団としても、『もっと持ちたい』という本能のためなら歯を食いしばって戦う生き物だ。お金は、誰かから力で奪ったり、特定の技能やモノを物々交換したりせずに欲しいものを手に入れられるようにした、素晴らしい発明だった。
>>43 その通り。お金を稼ぐことは目的ではなく手段だ。お金を稼ぐこと自体が一番の目標になっている人は、人生の本当の目的を見失っている。
>>48 それは誰もが『まあそうだね』と言うだけの、実際の世界で実現する手段のない、ただの耳触りのいい一般論だ。
この話題の背景と論点
元ネタはエンジニアのSteve Krouse氏が自身のブログ「stevekrouse.com/ends」に書いた、教育の目的を論じた文章で、Hacker Newsではその中の「息子に何を教えるか」という問いに反応が集まった。スレで割れたのは、「良い人間・良い市民になる」といった理想論を支持する声と、「それは子供向けの建前で、大人の世界はもっと複雑だ」と切り返す声の対立だ。音楽や語学といった教養については「情熱は贅沢品で、結局は市場の需要から選ぶしかない」という実利論も出て、リベラルアーツ教育の価値を巡る昔からの論争がそのまま再現された形になっている。なお「メディアはメッセージである」という言葉は本来マーシャル・マクルーハンの発言で、スレ内でもニール・ポストマンの引用と誤解されていたのを訂正するやり取りがあった。
※本記事は海外掲示板 Hacker News のスレッド「What shall I teach my son?」から抜粋し、編集部で日本語に意訳したものです。訳文の責任は当サイトにあります。
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