「定型発達」を疾患扱いする風刺サイトが海外で議論に
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1998年に作られた『定型発達を疾患として記述する』風刺サイトが、Hacker Newsで改めて話題になった。自閉症などの診断基準そっくりの文体で「ニューロティピカル」を茶化す内容だが、当事者からは「笑い事ではなく重い現実だ」という声も上がった。ADHDや双極性障害までまとめて神経多様性と呼ぶべきか、こうした特性が進化上有利だった時代があったのではという議論にも広がった。
残念なことに、1万人中9625人ほどが『定型発達』かもしれない
出典: erikengdahl.se / 元記事はこちら
『ずっとお前はどこかおかしいと言われ続ける』というくだり、もっとひどいのは、あなたを『劣っている』と決めつけて自分を『優れている』気分に浸りたいだけの人たちのほうが、よっぽどおかしいという可能性が高いということだ。
かもね。でもこのサイト、最終更新は2002年だよ。今とは違う時代の話。
『文字通り、軽い冗談を理解できずに悪く反応するかもしれない』というくだり、個人的にはそこがまさに面白いところだと思う。
『毒には毒を』というより、単に『定型』とは何かについての、よくある偏った思い込みを捉え直して修正しているだけだと思う。
『一瞬で尊敬できなくなった』とのことだけど、想像してみてほしい。あなたやあなたのような人たちは『間違い』であり、胎児のうちに『殺す』か『治す』べきだったと、みんなに説いて回る集団があるとしたら。自分は筆者を尊敬し続けるよ。厳しい現実の中で、いい姿勢を保っていると思うから。
『ザ・ソプラノズ』の名脚本家デヴィッド・チェイスは何度も『人は思っていることをそのまま口にしない』と言っている。あなたの例え話も、それはお互い様だと思う。
まさにこういう反応があったからこそ、1998年にISNTのページが作られたんだよ。
でもこれは健康上の問題ではないんだよ。『神経多様性』(この言葉、正直好きじゃないけど)は思っている以上にありふれていて、特に自閉スペクトラム症とADHDは人口の2割くらいいる。こうした特性が残ってきたのには理由があるはずで、そこで生じる問題は個人ではなく現代社会の側の欠陥だと思う。
体系立てて物事を捉える思考タイプが、今よりも有利だった時代があったと思う?
でも理解はできる。実際に欠陥があるとしても、自分をそう思いたい人はいないだろう?
『まあ、それは間違いだよ』というけど、間違いだと言うからには、正解が何かを分かっているということになるね。
『間違いだよ。正常な道筋からの逸脱だ』というのは論理が飛躍している。なぜ差異を『間違い』だと決めつけるんだ?そもそも『正常』をどう定義するつもりなんだ?
そう。『定型発達』の世界に無理に合わせるのをやめて、自分らしく生きろというメッセージだよ。40代になってから何年もかかる神経多様性由来の燃え尽きを起こす前に、それが救いになるかもしれない。軽い書き方をしたのは、妻に『HNはやめてどこかへ車で送って』と急かされてるからなんだけど。
なぜこの人が自己診断だと思うんだ?
神経多様性は診断を必要とするものじゃない。それに、これは社会側の『神経典型が普通』という規範を指しているわけだから、まさに外側に目を向けている。『あなたの欠点』についての話じゃないんだよ。
『神経多様性は診断を必要としない』というけど、特別扱いを求めるなら診断は必要になるはずだ。
外側に目を向けたつもりが結局また内側の話に戻ってしまっているなら、自分の言いたいことの核心を見失っていると思う。
生産性は自分にとって一番大事なことじゃない。だって、間違った物事を片付けてしまうのは簡単すぎるから。
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似ていないのは確かだけど、どちらも神経多様性には違いない。
こうした特性がこれだけありふれているということは、常に不利だったわけではないということだ。問題は資本主義社会が画一性ばかりを重んじていることにある。
有性生殖の遺伝の仕組みはそういうふうには働かない。ある特性が適応度に与える影響を、質的に正確に測ることなんてそもそもできないと言うのがフェアだと思う。
何が言いたいんだ?自分にもよく分からない。『定型発達』は定義上、外側の基準の話であって、神経多様性は社会全体の期待とあなたとの関係で定義されるものだよ。
この話題の背景と論点
「定型発達(ニューロティピカル)」は自閉症コミュニティが生んだ語で、非当事者を指す。話題の風刺サイトは1998年公開で、自閉症の診断基準を模した文体で「定型発達」を架空の疾患として描く逆転の発想が特徴であり、四半世紀を経て海外掲示板で再燃した。
スレでは、この風刺を軽妙な皮肉として楽しむ声と、実際に偏見を受けてきた当事者にとっては笑えない現実だとする声とで温度差が見られた。またADHDや双極性障害まで自閉症と同じ「神経多様性」に含めてよいか、こうした特性が進化史のどこかで有利だった時代があったのではという仮説にも賛否が分かれた。
押さえておきたいのは、スレで語られる「人口の2割」といった数字は臨床的な有病率調査に基づくものではなく参加者の体感や主張だという点だ。また「神経多様性」は医学診断名ではなく社会モデル的な概念で、自己認識に正式な診断は不要という立場がある一方、制度的配慮を受けるには診断が現実的に必要になる場合もある。
※本記事は5ch(Hacker News)スレッド「Tragically, as many as 9625 out of every 10k individuals may be neurotypical」より抜粋・要約して構成しています。






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