LGPLの「SaaS抜け穴」めぐりライセンス変更、HNで賛否割れる

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ある開発者が自作ソフトウェアのライセンスをLGPLからEUPL(欧州連合パブリックライセンス)に変更した経緯を綴ったブログ記事が、Hacker Newsで取り上げられた。筆者はLGPLでは塞ぎきれない「SaaSとして使われてしまう抜け穴」を懸念していたとされ、これを受けてコメント欄では記事の説明不足を指摘する声のほか、CC BY-NC-NDの「改変禁止(ND)」条項が持つ功罪や、Terraformが採用したBUSLのような新しい商用制限ライセンス、さらには「無償で公開したコードを企業に利用されることの是非」まで、話題は大きく広がった。

ライセンスを変更した

出典: bergie.iki.fi / 元記事はこちら

3 海外の名無しさん 2026-09-06 11:04
この記事はLGPLの問題点を単純に列挙して、聞いたこともないこの新しいライセンスがどうそれを解決するのか説明した方が良くなると思う。こういう匂わせ方はSEOには効くかもしれないが、ソフトウェアを作っている読者にもHNにも向いていない。
14 海外の名無しさん 2026-09-06 11:06
»3 誰かがやる気があるなら、ライセンス本文はこちら
15 海外の名無しさん 2026-09-06 11:12
»3 記事を読む限り、筆者にとってLGPLはEUPLに比べて弱すぎるという話ははっきりしている。主な懸念の一つは「SaaS抜け穴」で、これはAGPLでも対処できるはずだが、EUPLでも対処できているように見える。
5 海外の名無しさん 2026-09-06 11:26
EUPLを使うのは、米国法ではなくEU法に根ざしたライセンスを使いたいという意思表示に近いと思う。少なくとも自分はそう見ている。
7 海外の名無しさん 2026-09-06 11:09
ハードウェアや電子工作についてはCERN OHLライセンスも見ておくといい。GPLやAGPLなどではきちんとカバーできない、かなり特殊な領域をカバーしている。
8 海外の名無しさん 2026-09-06 10:45
コード以外については自分もCC BY-NC-NDを使うことが増えている。いつもではないし、気が滅入る選択でもあるけど。(コメントにもある通り、コード以外の文脈はまた別の話)
19 海外の名無しさん 2026-09-06 11:09
»8 NDは大抵ちょっと悲しい。それを行き止まりにしてしまうから。ウェブの魔法は、物事が再解釈を通じて絶えず形を変えていくことにあったはずなのに、NDだとそれが起きない。そのライセンスを選ぶ正当な理由があるのは分かるけど、それでも文化的には死んでいるようで、なんだか寂しい。
32 海外の名無しさん 2026-09-06 11:17
»19 NCについては別のコメントで書いた。ただ、確かにNDはCreative Commonsが本来目指していたはずのリミックス文化とは逆行していると言えるだろうね。動画や写真を、被写体を誤解させるような形でリミックスするのを禁止する理屈は分からなくもないけど、自分もあまり好きではない。
33 海外の名無しさん 2026-09-06 11:12
»19 その通りだと思う。哲学的には自分はまだBY派(いわゆるBSD/MITなど)で、NC部分はあまり気にしていない。でもコード以外ではNDがどんどん重要になってきている。せめてBYだけでもきちんとやってくれれば前進だと思うし、ある程度はそうなりつつあるとも思う。
9 海外の名無しさん 2026-09-06 10:58
こういうことって今でも本当に意味があるんだろうか?トークンさえあれば、ソースが公開されている以上、しらばっくれながら再実装するのはかなり簡単だし。
21 海外の名無しさん 2026-09-06 11:11
»9 (風刺というか批判のつもりで作られたものだと思う)
23 海外の名無しさん 2026-09-06 11:07
»9 いかにもヨーロッパらしい、ドン・キホーテ的な戦いだね。
24 海外の名無しさん 2026-09-06 11:07
»9 まる写しの盗用は自分も嫌いだけど、言っていることはもっともだ…これは十分に成り立つ議論で、推定9兆ドル相当のオープンソースの仕事が横取りされてきたことを考えれば、こういう指摘を埋もれさせるべきじゃない。
16 海外の名無しさん 2026-09-06 11:31
»4 それってEpicやMiniMax、Z.aiなんかがやっていることと同じじゃない?個人利用や低収益のプロジェクトは無料だけど、商用利用には(結構な)費用がかかるという。あれはデュアルライセンスというより、段階制のライセンスだけど。
18 海外の名無しさん 2026-09-06 11:23
»4 まだ上手くいった例は見ていないけど、最近BUSL(Terraformが使っているライセンス)を知った。企業が無料で高収益の製品を作るのを防ぎつつ、ビジネス視点ではAGPL/LGPLほど怖くなく、それ以外の人には完全に無制限(厳密にはオープンソースライセンスではないけど)。
22 海外の名無しさん 2026-09-06 11:07
»9 オープンソースプロジェクトのライセンスを制限すれば、それをサービスとして使っている企業がコントリビュートするようになる、という考え方自体が間違っていたと思う。実際にはそうならず、企業はただそのソフトウェアを別のものに置き換えるだけだ。
25 海外の名無しさん 2026-09-06 11:00
»10 「EUPLの書き方は好きじゃない、いったん『権利がある』と言い切っておきながら、後の条項で実は条件があると書いているから」とのことだけど、それを理由に、その条件が本当に強制力を持つのか自分にはすぐには判断できない。条件なしで使う完全な権利 ≠ そのコードで何をしてもいい完全な権利、だから。
26 海外の名無しさん 2026-09-06 11:31
»11 「個人的には、自分の成果物の一部を使ってビジネスを始める人がいたら嬉しい」とのことだけど、コピーレフトはそれを禁止しているわけじゃない。変更点を公開しなければならないと言っているだけだ。
28 海外の名無しさん 2026-09-06 11:14
»12 でも、企業が自分の仲間である人間をクビにできるようにするために、なぜ自分がタダ働きしなきゃいけないんだ?
35 海外の名無しさん 2026-09-06 11:20
»28 因果関係が逆だと思う。あなたは見返りなしでタダ働きすることを自分で選び、その後で企業がその成果を見つけて使った、という順番のはずだ。おそらく最初は、それ自体に満足感があったからタダで始めたんじゃないか(そうでないなら、嫌いな仕事をタダでやるのはやめればいい話では)。
29 海外の名無しさん 2026-09-06 11:23
»13 それに、世界に何人も兆万長者がいるわけじゃない。今のところいる唯一の兆万長者にしても、既存のOSSを利用して稼いだというより、主に新しいものを生み出し、革新を起こしたことでそうなったわけで…
30 海外の名無しさん 2026-09-06 11:10
»14 これが実際のライセンス本文(英語)。他の言語版はこちらで見つかる。

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31 海外の名無しさん 2026-09-06 11:17
»15 でもEUPL自体に、EUPLとLGPL両方を親に持つ派生物である限り、その派生物はLGPLの下で配布してもよいと書いてある。これは悪用するのがかなり簡単そうに見えるし、それが筆者の主な懸念だったなら、この条項には気づいておくべきだったはずだ。
36 海外の名無しさん 2026-09-06 11:23
»31 へえ、それはかなり大きな抜け穴だね。
37 海外の名無しさん 2026-09-06 11:14
»33 なるほど。NDがどんどん重要だと感じる一方でNCはあまり気にならない理由をもう少し詳しく聞きたい。自分の場合はちょうど逆だから。
38 海外の名無しさん 2026-09-06 11:18
»37 NDが重要なのは、うまい言葉が見つからないけど『権威ある文章』を書く人たちにとってだ。つまり、実名で書く場合、意味不明な内容やデマを自分の名前と結び付けられたくない、ということ。
39 海外の名無しさん 2026-09-06 11:19
»38 ああ、なるほど。話しているうちにあなたのニックネームをググってみたら、学術関係者だと分かった。それなら納得がいく。ありがとう!
40 海外の名無しさん 2026-09-06 11:33
»39 そうだね、自分はどちらかというと写真や動画の完全性という文脈で考えているけど、確かに、良心のない人物が何かを書き換えて意味を変えてしまう、というのは十分想像できる。もっとも、ライセンスがその人を止められるかは疑わしいけど。

この話題の背景と論点

EUPL(欧州連合パブリックライセンス)はEU法に準拠したコピーレフト系ライセンスで、GPL系の多くが米国法を前提に書かれているのに対し、EU圏の開発者や公的機関での採用が増えている。スレッドで話題になった「SaaS抜け穴」とは、GPL系ライセンスの多くが「配布」を条件に改変コードの公開を義務付けているため、ネットワーク経由でサービスとして提供する分には改変を公開しなくてよいという抜け道を指し、これに対処するために作られたのがAGPLである。一方で指摘されている通り、EUPL自体にも「EUPLとLGPL両方を親に持つ派生物はLGPLで再配布してよい」という互換性条項があり、これが新たな抜け穴になり得るという点は本文だけでは分かりにくい。CC BY-NC-NDやコピーレフトを巡る対立は、「制限を強めれば企業が貢献するようになる」という前提そのものが崩れつつあることを示しており、ライセンス選択が実務以上に思想表明に近づいている現状が背景にある。

※本記事は5ch(Hacker News)スレッド「I Changed My License」より抜粋・要約して構成しています。

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