OpenAIのAI、Linuxに948件の権限昇格脆弱性 海外で議論
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OpenAIが開発した自律型のサイバーセキュリティモデルが、Linuxカーネルのあるスナップショットを対象に診断を行い、948件のローカル権限昇格(LPE)脆弱性を検証してパッチまで生成したと公表した。かかったAPI利用料は120万ドル(約1.8億円)。Hacker Newsのスレッドにはパイプラインの開発者本人も現れ、継続的なスキャン計画について説明した。一方で「マルチユーザーという前提はもう何十年も前から崩れている」「4000万行超のメモリ安全でないコードなら驚くことではない」という意見と、「OpenBSDなら同じ問題は起きていない」という反論が交わされ、カーネルの構造的な脆弱性の捉え方をめぐって議論が割れた。
Linuxにおけるローカル権限昇格の脆弱性
出典: openai.com / 元記事はこちら
複雑な気持ちになる結果だね、家にアスベストが見つかったみたいな。知らないよりは知れてよかったけど、そもそも無い方がよかった。この調査は古いスナップショットが対象だったと思うけど、新しいPRが来るたびにスキャンして、新たな脆弱性が入り込むのを防ぐような継続的な取り組みはあるの?
コードの古さやカーネルのどの部分(ドライバ、ネットワーク、コアなど)かで内訳を見てみたいな
こういうブログ記事には、脆弱性を生む欠陥のカテゴリ別統計と、それを防ぐための対策案も載せてほしい。何千件もこの種の脆弱性を抱え込むシステムというのは、根本的なところに欠陥があるのは間違いない
Linux Foundation(とおそらくMozilla)以外のオープンソース団体も、120万ドル分のLLM利用料をセキュリティに投じられたらと想像してしまう
(頭を砂に埋める)(泣く)
LPEはあまりに頻発するので、もう悪意あるかもしれないソフトのサンドボックス化には使われていない。システムを乗っ取る意図のない、まともに振る舞う人間ユーザーのアクセス制御にしか使われていないよ、攻撃者対策としては機能していない
それはもう何十年も前からそうだよ
普通のLPE自体は新しい話じゃない。頻度がかなり増えただけ
「なぜカーネルに千件もの権限昇格エクスプロイトがある状況になったのか」
どんなプロジェクトでも1万行あたり1バグというのは昔からの経験則。Linuxカーネルは数百万行あるから、何千件ものバグが隠れていてもおかしくない(もちろん本当に深刻な昇格系はもっと少ないだろうけど、それは誇張しすぎ)
誰も言わない事実だけど、マルチユーザーという前提は90年代に死んでいて、それ以来権限昇格は当たり前の前提条件になっている
だいたい正しいと思うけど、「死んだ」というより、そもそも最初から機能していなかったんだと思う。1990年代のシステムソフトウェアは今よりずっとひどくて、「AAAA」の文字列をちょっと触れるだけで0x41414141のレジスタダンプが出るようなものだった
カーネルの問題は、中のバグがほぼすべてセキュリティ脆弱性にもなってしまうこと。どんなソフトにもバグはある。Linuxがrustで書かれていたら、個人的には書き直しを強く勧めるけど、それでもバグは残るし脆弱性も残る。でも数はずっと少なくなるはず
「個人的には書き直しを強く勧める」
ほう、強く勧めるんだ?じゃあ自分でやったら?プロンプト一発でできるんでしょ?
4000万行以上のメモリ安全でないコードでできたソフトウェアに、何百件もの重大バグがあるのは、何も驚くことじゃないよね?
面白いのは、OpenBSDも「メモリ安全じゃない」のに、こういう問題が出ていないこと。プログラマー自身の腕が関係しているんじゃない?
OpenBSDに数百万ドルかけて検査している人なんていないだろう。それに今年もuse-after-freeや範囲外アクセスの脆弱性は相応に出ている
「OpenBSDも『メモリ安全じゃない』のにこういう問題が出ていない」
まず、それ本当にそう思ってる?
「なぜカーネルに千件もの権限昇格エクスプロイトがある状況になったのか」
それを見つけられるAIを作ったからだよ
「なぜ千件もの権限昇格エクスプロイトがある状況になったのか」「それを見つけられるAIを作ったからだよ」
AI以前からそれらは見つけられていたし、存在することも、そもそも防ぐ方法も分かっていた。過去の議論を参照
「AI以前からそれらは見つけられていた」
このスピードとコストでは無理だったよ
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これ。ローカルでの権限昇格はほとんどの場合、もう前提条件みたいなもの
いつだってまだ残ってるものだよ
それにメモリ安全性があっても、ロジックエラーは防げない(秘密鍵に4を使うような話とかね)
メインフレームに繋がる周辺システムの側も、そのバグを前提に動いてサポートしている。もう40年以上そうだよ 🙂
(このパイプラインの開発者です。質問に答えるためだけにアカウントを作りました)
目標は脆弱性のないインターネットを作ること。観察して分かったのは、強いモデルほど弱いモデルが見つけられない脆弱性を数多く見つけられるということ。計算リソースが許せば(Linux以外にも守るべきプロジェクトはあるので)、新しい世代のサイバーモデルが出るたびにLinuxを再スキャンするつもりです
まだ全部を精査しきれていなくて、そのデータを出せる段階じゃないみたいだね
OpenBSDが大好きで日常的に使っている身として言うけど、対応ハードウェアはLinuxのごく一部しかないし、機能も縮小されているか丸ごと無くなっているものが多い。鉄壁かって?確かにそう!でも実運用に使うにはアインシュタインの頭脳とマザー・テレサの忍耐力が必要だよ
この話題の背景と論点
Linuxカーネルは数千万行規模のC言語で書かれており、ユーザー権限からroot権限への昇格(LPE)は昔から繰り返し見つかる問題である。今回話題になったのは脆弱性の「量」そのものより、発見・検証・パッチ生成までを自動化したAIパイプラインが、短期間で948件規模のLPEを処理できたという効率とコストの話だ。スレッドではRustなどメモリ安全な言語への書き換えを求める声と、メモリ安全でないOpenBSDが同種の問題を出していないという反論が対立したが、OpenBSDはLinuxほど多額の検査コストをかけられておらず、対応ハードウェアや機能範囲も限定的なため、直接の比較材料にはなりにくい。948件という数字も、実際に悪用された既知の攻撃ではなく、AIが発見し開発側が検証・パッチ済みの件数である点を踏まえて読む必要がある。
※本記事は海外掲示板 Hacker News のスレッド「Local privilege escalation vulnerabilities in Linux」から抜粋し、編集部で日本語に意訳したものです。訳文の責任は当サイトにあります。






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