AWSがDuckDB開発元DuckLabsを買収 オープンソースは継続へ
オープンソースのデータベース「DuckDB」を開発するDuckLabsを、AWSが買収したことが明らかになった。DuckDBのソースコード自体は非営利のDuckDB財団が引き続き保有するとされているが、Hacker Newsでは巨大企業の傘下に入った後もプロジェクトの独立性やオープンソースとしての健全さが保たれるのか、活発な議論になっている。MotherDuckとの関係や、Amazonの過去のOSS運用実績を引き合いに出す声も相次いだ。
AWSがDuckDBを買収
出典: ducklabs.com / 元記事はこちら
タイトルは誤解を招く。AWSが買収したのはDuckLabsであってDuckDBではない。DuckDBのソースコードは今も非営利のDuckDB財団が保有している。記事から引用すると――『CWIを代表してDuckDB財団に関わってきた者として言うと、DuckLabsがCWIからスピンアウトした際にこの財団を設立し、オープンソースDuckDBの知的財産はすべてここが保持し続ける』とピーター・ボンズ氏は述べている。
DuckDBに財団があるのは良いことだと思う。いざという時にDBを前に進められるくらいの体力があってほしい。大企業の中でも、技術的に面白いプロジェクトを維持することに一番無頓着なのはAmazonだと思う。次の組織再編が来れば、くだらない理由でも平気で潰しにかかるはずだ。
そうそう、DynamoDBには本気で取り組んでいるし、実際いい製品だ。もっと情報を公開してほしいけど。
少なくともGoogleよりはマシなはずだ。
『大企業の中でも、技術的に面白いプロジェクトを維持することに一番無頓着なのはAmazon』というのはどういう意味か気になる。むしろ逆だと思っていた。AWSはプロジェクトを長く維持する傾向がある。買収したOSSプロジェクトはそう多くないが、買収した分は今のところ全部生き残っているはずだ。
創業者にはおめでとうと言いたいが、正直チームには同情する。最近AWS内部から良くない話ばかり聞こえてくる。かなり混乱している職場らしい。チームをそのままやらせてあげて、他の混乱を持ち込まないでほしい。
創業者たちが一生分の富を手にしたことにはおめでとうと言いたいけど、同時に残念でもある。
金額が公表されていない時点で、一生分の富というほどではなさそうだ。
実際のタイトルは『DuckLabs、AWSに参加――プロジェクトはオープンソースのまま』となっている。
いいタイミングなのでApache DataFusionを勧めておく。ライブラリとして使う設計だけど、単体でもかなりうまく動く。CLI版もあるし、PythonやJavaのバインディング、もちろんRustのライブラリもある。自分の経験では、DuckDBよりずっとRustアプリに組み込みやすい。月間コントリビューターも100人を大きく超えている。
同じことを書きに来た。DataFusionは本当にすばらしい。
AWSが自分たち抜きでマネージドなクローンを出そうとしているのを察知したのかもしれない。
MotherDuck(https://motherduck.com)とDuckLabsの関係はどうなっているんだろう?
MotherDuckの者です。DuckLabsチームとは最初からずっと密接に協力してきましたし、この関係は今後も続きます。詳しくはこちらをどうぞ: https://motherduck.com/blog/duckdb-amazon/
自分の理解では、MotherDuckはDuckDBのホスティングを提供する会社で、DuckLabsはDuckDBのエンジニアリングを担う会社。だとすると今回の件は、AWSがDuckDBをホスティングしたい顧客層(つまりMotherDuckの顧客)を狙いにきたシグナルにも見える。間違っていたら訂正してほしい。
DuckDBチームにおめでとうと言いたい。AIエージェントのメモリ用途としてDuckDBとLanceDBに注目していたんだけど、今回の件で、AWSも近いうちにAIエージェント関連でDuckDBを何らかの形で使ってくるんじゃないかという気がしてきた。
ベクトル検索みたいな用途で?
オープンソースの製品を『買収する』というのが具体的にどういうことなのか、純粋に気になる。
開発者だって食べていかなきゃいけない。コードは公開されていても、そのコードができるまでには相当な思考や優先順位づけ、何が必要かのリサーチが積み重なっている。だから今後はAWSがそのマインドシェアと人材を手にし、方向性にも(おそらく強く)影響力を持つことになる。DuckDBが『組み込み型のOLAP版SQLite』であるという目標からブレないでほしいと願うばかりだ。
コアチームが何をマージし、何に取り組むかを完全にコントロールできるようになる、ということ。
3年ほど前に初めて試して以来、DuckDBにはずっと感心してきた。創業者たちにおめでとうと言いたい。
https://ducklabs.com/ みたいなサイトを見ると、自分のサイトに気を遣いすぎだったなと痛感する。
彼らのために嬉しく思う。買収額を知っている人はいる?
予想していなかった。DuckDBの未来が引き続き明るいことを願う。
お馴染みの『抱き込み・拡張し・そして――クワッ(絶滅ならぬ鴨っ)』というやつだ。
他サイトの新着
OSSのフォーク版『QuackDB』が出るのを今か今かと待っている。
もうやってしまった。Query.FarmによるDuckDBのディストリビューション『Haybarn』を作ったので、詳しくはこちらをどうぞ。
何もかもが一握りの巨大企業の下に集約されていくのを、そろそろ止められないものか。
会議中に思わず『うわ、マジか』と声に出してしまった。
結局、良いものを良いままにしておくことはできないんだな。
オープンソースなんだから、フォークすればいい……(このくらいの規模のプロジェクトだと、フォークできるだけの特別な『みんな』が必要になるだろうけど、理屈の上では起こり得る)。
良いものを買い取るという選択肢を侮ってはいけない 🙂
DuckLabsはもうAmazonの傘下になったから、名前を残しておくと紛らわしいという理由で消されたんじゃないかな。『とりあえず取り下げておけ、表現は法務が後で承認するから』とAmazon側が言った、とか。
自分もそう予想しているし、そうであってほしい。
大企業の中では、Googleが一番革新的なプロジェクトをやっている気がする。
その通り。MotherDuckはまさに『ジェフられた(Amazonに食われた)』わけだ。
ツールを作っている開発者にも給料が欲しいという当たり前のことを、みんないつになったら理解するんだろうね。自分たちが給料をもらうのは好きなくせに。
前からそんな感じではあったし、サードパーティのパッチをコアにマージするのも大変だった。もしかしたらAWSはそれが理由で買収したのかもね(笑)。
フォークが必要なら、みんなの代わりにもう大部分の作業を済ませておいたよ。 https://query.farm/haybarn/ または https://github.com/Query-farm-haybarn 。バージョン1.5.3からずっとリリースを続けていて、コミュニティ拡張機能も全部揃えている。
※本記事は5ch(Hacker News)スレッド「AWS Acquires DuckDB」より抜粋・要約して構成しています。
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