OSSへの「タダ乗り企業に強制課金」案、海外掲示板で賛否両論に
姉妹サイトの新着
オープンソースソフトウェア(OSS)は無料で使われるばかりで開発者にお金が回らない――そんな現状に対し、年間売上500万ドルを超える企業には利用料を「強制的に」払わせるべきだという主張をブログ記事が投稿し、海外掲示板Hacker Newsで議論になった。スレッドでは、この提案が既存ユーザーを裏切る「改悪(enshittification)」なのか、それとも合理的な線引きなのかで意見が割れ、BlenderやKritaなど実際に近い仕組みで資金を集めてきたソフトの事例も引き合いに出された。
誰もFOSSにお金を払わない、それなら強制すればいい
出典: seldo.com / 元記事はこちら
自分がLLMっぽさを感じたのは「load bearing」という言い回しくらい。普段はAIが書いた文章を読むと気持ち悪くなって途中で読むのをやめてしまうんだけど、今回はそうならなかった。AIの精度が上がっているのかもしれないけど、いずれにせよこの記事は人間がちゃんと最後まで書いた文章に読める。
FOSSの「Free」は「無料(ビールのようにタダ)」という意味じゃない。
彼らにとってはそれが一番大事な言葉ではないらしい。
UTMも同じパターンのいい例だ。基本的にQEMUのGUIで、Mac App Storeの9.99ドル版と無料オープンソース版がある。https://github.com/utmapp/UTM
無料オープンソース→自分でコンパイルする。手頃な値段のバイナリ版やSaaS版があるのはいい選択肢だと思う。
開発者を支援する方法としてはあまり効率的じゃない。Steamの手数料とVATが引かれるから、支払った額の6割くらいしか開発者には届かない。
それでもアクティブユーザー数から見積もると、少なくとも16万本、多ければ50万本くらい売れてるはずだ。https://steamdb.info/app/280680/charts/ しかもこれはSteamだけの数字。Kritaの公式サイトの「寄付」ボタンを何人がクリックしてるかと比べたら興味深いと思う。この手のプロジェクトとしてはかなりの販売数だ。ストアの手数料には複雑な気持ちもあるけど、その分どんなゲームやソフトにも大きな露出を与えてくれる。
結局これは客寄せ商法だ。オープンソースであることの社会的信用や早期採用、コミュニティの支持は欲しいくせに、囲い込み型のビジネスモデルも手放したくないってことだろう。
それはやらないだろうね。最初から無料じゃないと同じようには広まらないから。よく考えるとこれって一種のenshittification(改悪)だ。まず好条件で人を引き込んで、根付いたところで条件を悪化させる。
年間売上500万ドルを超えたときだけ支払う仕組みなのに、それがなぜenshittificationになるんだ? そのラインを超えたくらいで世界がそんなにひどいことになるか?
問題はどうやってそれを監査するかだと思う。政府は誰が何をどれだけ使って、どれだけ稼いでいるかをきちんと把握するのが苦手だ(意図的な部分もあるけど)。理屈としては素晴らしいけど、実際にどう運用するのかがよくわからない。
自分でフォークできることは望ましいことで、そもそもそういう設計だ。オリジナルの作者は自分のプロジェクトを考えられるすべての方向に持っていきたいわけではないし、そうできるとも限らない。
「金、人気、採用の拡大」――これらはVCの世界の通貨であって、多くのオープンソース開発者はそんな理由でコードを公開しているわけじゃない(自分の貢献はささやかだけど、自分もその一人だ)。それを理由に世界をつまらなくしていると非難するのは的外れに思える。
他サイトの新着
「Free as in speech, not free as in beer(言論の自由という意味の無料であって、ビールが無料という意味ではない)」――自分の理解では、前者が成り立てば後者も自然に成り立つはずで、実質的には同じことだと思う。
全然同じじゃない。「ビールのように無料」は何も得られないという意味。「言論のように自由」は、しきい値を設けた支援金モデルでいくらでもお金を集められるという意味だ。これは理屈だけの話じゃなくて、有名な3DモデリングソフトのBlenderは実際にこの方式で公開され、10万ユーロの支払いが集まって初めてフリーソフトウェアになった。
でもそれも構成する単語のひとつではある。
年商500万ドルを超える企業には有料でも、ほとんどの人にとっては無料のままにできる。条件付きの無料も、無料は無料だ。
ソフトウェアの場合、今後のアップデートの大半はLLMなどを使って自動化できる。それに、売った時点の初期バージョンにはそもそも既知の脆弱性(CVE)がそう多くなかったはずだ。
だったら、なおさら文句を言う理由がないな。
この話題の背景と論点
「FOSS」の「F」は本来Freedom(自由)を意味し、無料という意味ではない――というのはスレでも繰り返し確認された基本だが、現実には多くのOSSが無料で配布され、開発者に対価が回らない構造が長年の課題になっている。近年はSentryやElasticのように、一定の売上規模を超えた企業にだけライセンス条件を変える「しきい値型」のビジネスモデルが増えており、元記事の提案もその延長線上にある。Blenderがかつて寄付金がしきい値に達したタイミングでフリーソフトウェア化された事例のように、この種の仕組み自体は目新しいものではない。スレッドで意見が割れたのは、こうした事後的な条件変更を「後から梯子を外す改悪(enshittification)」と見るか、「個人利用者には無関係な合理的な線引き」と見るかという点で、加えて企業の売上や利用実態をどう把握・監査するのかという実務上の難しさも指摘されていた。
※本記事は5ch(Hacker News)スレッド「Nobody pays for FOSS, we can force them to」より抜粋・要約して構成しています。






まだコメントはありません。