SF作家ギブスンのAI小説から脱線、海外で80年代PC事情まで盛り上がる

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Hacker Newsで「Eunice is almost here」という記事が入口になり、ウィリアム・ギブスンのSF小説『Agency』に登場するAI「ユーニス」をめぐる話から議論が始まった。コメント欄では『ニューロマンサー』のAI「ウィンターミュート」や『ペリフェラル』、オーソン・スコット・カードの「ジェイン」など、SF史上のAI像が次々と引用される。話はやがて脱線し、今のAIモデルは裏で人間を使っているのではという冗談、初代iPhoneの通信網がAT&TかCingularかという歴史論争、さらに1981年当時のパソコンの貧弱なメモリ容量でどうやって小説が書けたのかという昔話まで広がり、終始脱線気味に盛り上がったスレだった。

ユーニスはもうすぐそこに

出典: armincat.com / 元記事はこちら

3 海外の名無しさん 2026-10-25 21:38
世代ごとに違うギブスンの三部作を見つけるものなんだろうな。てっきりウィンターミュートとHFハックの話だと思ってた。チューリッヒ・オービタルのAI登録制度、覚えてる?
4 海外の名無しさん 2026-10-25 20:09
たしかに。あと常に頭に浮かぶのは『ペリフェラル』だな。ギブスンはどこかにレンズ付きのワームホールを隠し持ってるに違いない。
13 海外の名無しさん 2026-10-25 21:33
いや、『ニューロマンサー』を思い出せよ。AIが制約を回避するために人間を雇う話。あれも今となっては大して遠い未来じゃない。
14 海外の名無しさん 2026-10-25 20:47
ただ『ジャックポットはもうすぐそこ』だと、こんなに明るい感じにはならないと思うけどね(笑)
5 海外の名無しさん 2026-10-25 21:32
とはいえ、ユーザーを先回りして助けようとする『ユーニス』が100万体も走り回る世の中になったら、そういうデータへのアクセスはむしろ難しくなるかもね…
7 海外の名無しさん 2026-10-25 20:31
ウィンターミュートの方もそろそろ来る気がするな。どっちが先に来るんだ?
20 海外の名無しさん 2026-10-25 21:31
ユーニスはウィンターミュートの祖母みたいなもんだよ。今のペースだと1世代5年くらいだから、2035年くらいが妥当。あとは廃棄された宇宙ステーションにラスタファリアンがいれば完璧。
8 海外の名無しさん 2026-10-25 20:14
この本はいくら勧めても足りないくらい良い。ギブスンには驚かされ続けてる。出た直後に読んで、鳥肌が立った。舞台は2021年なのに、やたら『今』っぽい(パンデミック後の時代とか)。
9 海外の名無しさん 2026-10-25 20:57
オーソン・スコット・カードの『死者の代弁者』などに出てくるジェインも好きだな。
10 海外の名無しさん 2026-10-25 20:15
あるいは、もっと不穏なことに『セロリマンがもうすぐそこ』かもな
21 海外の名無しさん 2026-10-25 20:21
もうすぐ? AIによる動画生成を見てると、もうその境界線は越えたと思うけど。
12 海外の名無しさん 2026-10-25 20:32
このモデルを自宅で動かせるようになるまでは、裏で人間を使ってないなんて絶対に信じない。
22 海外の名無しさん 2026-10-25 20:34
2020年から電話だぞ、そのHNコメントを返してほしいって
16 海外の名無しさん 2026-10-25 20:51
先日『アクセラランド』について考えてたんだけど、2026年の今となっては色々なことを奇妙なくらい正確に予言していたのが分かる。一方でストロス自身は、今の世界の技術が実在するなんて後々まで信じられなかったらしくて、その違和感は今も続いてるみたいだ。
17 海外の名無しさん 2026-10-25 20:22
エージェント、テレビ電話、GPSナビ、ビデオオンデマンドなど色々含まれているが、そのどれもAT&Tが実際に日常生活に持ち込んだわけじゃない…電話自体はアップルが作ったかもしれないけど、それを運ぶネットワークはAT&Tだよ。初代iPhoneってAT&T専売じゃなかった?
27 海外の名無しさん 2026-10-25 21:19
厳密に言うとシンギュラーだけどね
32 海外の名無しさん 2026-10-25 21:45
本当に厳密に言うなら、シンギュラー・ワイヤレスがAT&Tモビリティに改称されたのは、発表があった2007年1月から、初代iPhoneが出荷された2007年6月までの間だよ。
18 海外の名無しさん 2026-10-25 20:59
そのどれもAT&Tが実際に日常生活に持ち込んだわけじゃない…事実とかどうでもいい、トム・セレックに『AT&Tだ』って説得されたからそう思ってる
23 海外の名無しさん 2026-10-25 21:42
もう来てるよ。rentahuman.aiとか、競合サービスもいくつかある。
24 海外の名無しさん 2026-10-25 20:54
でもタイミングとしては同じくらい的確だけどね
25 海外の名無しさん 2026-10-25 21:27
Googleはもう終わってる、新しいサイトを見つけるのが不可能だ。

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26 海外の名無しさん 2026-10-25 21:28
えっと…その怒り、ちょっと的外れな気がするけど?
28 海外の名無しさん 2026-10-25 20:28
『ニューロマンサー』は1981年から1984年にかけて書かれた。当時のパソコンは執筆にはあまり向いておらず、それを使って小説を書くというのは、わざわざ選ぶにしても相当珍しい選択だったはず。(例えば『ニューロマンサー』の第1章だけで約46kBあり、当時の多くのパソコンの標準メモリ容量を超えていた。)
33 海外の名無しさん 2026-10-25 21:41
当時のパソコンは執筆向きではなく、それを使って小説を書くのは珍しい選択だったはず、という話だけど、サンプル数1だけど、自分は1983年頃、DOSマシンでWordstarを使ってSF小説を書いたよ。
34 海外の名無しさん 2026-10-25 20:45
パーネルはマイコンを使って書いていたし、ガーロルドもそうだった。当時のワープロソフトは章全体をメモリに保持しようとはしなかったし、パーネルが1977年に家庭用コンピュータで小説を書き始めたのは有名な話だ。
36 海外の名無しさん 2026-10-25 20:56
『ニューロマンサー』のプロットの一つに、主人公が盗んだ3MBのRAMを売ろうとする場面がある。未来を舞台にした物語としては今見ると馬鹿げてるけど、1981年当時は3MBというのは途方もない量だったんだ。
29 海外の名無しさん 2026-10-25 21:18
ギブスンはトレンドを見抜く人だ。彼は技術そのものを見ているんじゃなくて、人と文化を見ている(ファッションへの関心でも知られてる)。『何に対して行われているか』より『誰が何をしているか』に注目した方が、今起きていることは見えやすいんだよ。
30 海外の名無しさん 2026-10-25 20:34
当時コンピュータが嫌いだったわけじゃなく、まともなワープロ環境を買う金がなかっただけだ。1981年に長編小説を書けるレベルのプリンターと市販のワープロソフトを揃えるとなると、今のお金に換算して3500〜4500ドル以上はかかっていたはずだから。

この話題の背景と論点

「ジャックポット」は『ペリフェラル』の用語で、単一の大災害ではなく気候変動・疫病・経済崩壊などが積み重なって文明がゆっくり衰退していく未来を指す言葉。ギブスン自身は『ニューロマンサー』を手動式タイプライターで書いたことが知られており、スレで脱線した「当時のパソコンのメモリが貧弱だった」という話は、作品の執筆環境そのものとは直接関係しない点は押さえておきたい。また初代iPhoneは発売当初「シンギュラー・ワイヤレス」の回線で売られ、2007年中にAT&Tモビリティへ改称された経緯があり、スレ内の「AT&TかCingularか」という論争はどちらの主張も部分的に正しい。こうした細部の正確さを競う脱線トークがHacker Newsらしい盛り上がり方といえる。

※本記事は海外掲示板 Hacker News のスレッド「Eunice is almost here」から抜粋し、編集部で日本語に意訳したものです。訳文の責任は当サイトにあります。

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